- 2009/08/0900:00
[雑記] ドキュメンテーション
ASのAPI仕様書の作成について、自分なりに軽くまとめてみます。
ActionScriptに進む前に、他のいくつかの言語におけるドキュメンテーションについておさらい。
C#
C#では、XMLドキュメントコメントを使います。コンパイラ自体にドキュメンテーション用の機構が含まれているので、コンパイル時に「 /doc:file
」オプションを引けばドキュメントが生成されます。
using system;
namespace Sample {
/// <summary>
/// Mio
Class.
/// </summary>
public class Mio:Human {
}
}
詳しくは、 XMLドキュメントコメント (C#プログラミングガイド) 参照。
Java
もちろん、Javadocです。あまりに有名すぎるので、ここでは割愛。
前置きはこのへんにして、ActionScript3.0のドキュメンテーションについて触れていきます。
ActionScript3.0
AS3.0のドキュメンテーションツールとして、「asdoc
」が用意されています。ちなみに、AIR (Adobe Integration Runtime)の場合は、「aasdoc
」です。
C:\***\> asdoc 設定ファイル "C:\flex_sdk_3\frameworks\flex-config.xml" をロードしています Adobe ASDoc Version 3.3.0 build 4852 Copyright (c) 2004-2007 Adobe Systems, Inc. All rights reserved. エラー: doc-sources、doc-classes、または doc-namespaces を指定する必要があります。 コマンドラインの使用に関する情報については、'asdoc -help' を使用してください。
次のように、コマンドを打てば、カレントディレクトリ以下にある全てのクラスのAPI仕様書がカレントディレクトリに作られます。
C:\***\> asdoc -ds .
ちなみに、「-ds
」オプションは、「-doc-sources
」オプションのエイリアス名となっています。
API仕様書の名前を変更する際や、作成されるディレクトリ名を変更する際には、次のようにコマンドを打ちます。
C:\***\> asdoc -ds . -o asdoc -main-title "Mio API Documentation" -window-title "Mio API Documentation"
生成されたAPI仕様書は、「-o
」(「-output
」) オプションで指定した名前のディレクトリ内に生成されます。ちなみに、「-o
」に何も引かなかった場合のデフォルト値は、「asdoc-output
」になります。
そのディレクトリ内の「index.html」を開けば、生成されたAPI仕様書を見ることが出来ます。
また、footer(フッター)や、packageのDescriptionを指定するには、次のようにコマンドを打てばOKで、このとき次の図ような作成結果になります。
C:\***\> asdoc -ds . -footer "2009 Mio Project All Rights Reserved." -package net.chsmea.mioproject.sample "sample classes and interfaces"
・・・今日はここまで。
また続きます・・・。
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